ポジションのちから
早いもので、もう年の瀬、今年も終わりですね。
僕は、忘年会の誘いもなく、財布と肝臓に優しい年末を過ごしております。
最近、管理職になりまして、給料はちょっと、責任はグッと増えたわけですが、ほぼ業界未経験のどこの馬の骨かもわからんヤツを、それなりの役職に押し上げていただいたことは、単純に感謝しておる次第です。
無駄に年だけは重ねていますが、見た目とは裏腹に、それに伴う内面がないわけでして、やっぱり勉強が必要になります。
本屋に行くと、マネージャーとはなにか?とか、リーダーシップとはなにか?とか、ビジネス書が山積みになっています。これだけ、ビジネス本が溢れているのに、日本人のビジネススキルが上がったという話は聞いたことがなく、「知っている」と「できる」ということには大きな隔たりがあるという好例と言えるのではないでしょうか。
娘が年長さんになりました。
家では相変わらずの甘ったれですが、保育園ではそれなりにお姉さん役をやっているようで、先日もおゆうぎ会を見に行きましたら、ちゃんと自分より下の子の面倒を見ているわけです。自分の演技はきちんとこなしつつ、下の子の演技や立ち回りをきちんと誘導しているんです。
誰に教育されたわけでもないのでしょうが、いわゆるリーダーシップを発揮しているのです。
きっと、人間はリーダーシップの能力は内在しており、ポジション(役割)を与えればそれが表に出るのではないでしょうか。
だから、ビジネス本を何十冊も読むよりも、まずはポジションを与え、やらざる負えない環境にしてしまえば、案外人間はそれなりの能力を発揮するのだと思います。
「習うより慣れろ!」
娘の活躍を見ながら自分に言い聞かせる年の瀬。
けどね、きっと「鉄は熱いうちに打て」ってのも真理で、なるべく若い時期に経験させたほうがいいと思います。
この年で慣れるのには時間がかかります。。。