普通の家庭
早いものでもう梅雨の時期です。インドア派の僕は、雨音を聞きながら家でゆっくり過ごすことが結構好きです。
さて、このブログを読んで「家庭はどうあるべきなんだろうか?」と考えてしまいました。
仕事と家庭の両立なんて、目指すのやめたらどう? - Chikirinの日記
ちょうど僕も同じテレビ番組を見て「いろいろな家庭があるんだな」と感じていました。本当にひとごとじゃなくて、僕自身「いろいろな側」にいるのでちょっと身につまされる思いで見ていました。
シングルファザーの僕は今のところ家庭中心の生活をしています。
なんとか、料理、掃除、洗濯、ひと通りの家事はできるようになりました。ちなみにタンスの洋服整理にはかなり自信があります。機能的に収納できます!先日も衣替えのタイミングでビシッと整理したタンスの中を見ながら、ひとりニヤニヤしていました。ただ、2日くらいで娘がグチャグチャにするんですが。
あと、こどもの接し方(育て方かな)もだいぶ身に付いてきました。
子育ては基本的に理不尽です。
グーグルで「育児」と検索すると、サジェストに「疲れ」「ストレス」「イライラ」という単語が上がります。
ストレスが溜まり疲れイライラする気持ちはよくわかります。
子育ての理不尽さって台風に似ていると思います。なので、「イヤイヤイヤイヤー!!!!お風呂入らないーーーーー!!!!」と台風がやってきたら過ぎ去るのをじっと待つ。とにかく待つ。下手に戦おうとしたり、論理的に説得したり、コントロールしようとすると、大雨に打たれ、激流に飲まれてしまいます。
最初のうちはこの台風感覚がわからなくて、とにかく自分の言うことに従わせようとして、真正面から戦っていましたが、もうあきらめました。笑
「歯磨きイヤだ!!!!!!」と嫌がったらそのまま寝ることもあるし、「ごはん食べない!!!!!!」と言ったらお腹が空くまで様子をみます。物を壊されたり、落書きされても、「ま、仕方ないか」と思うようにしています。
ある種の「あきらめ力」が身に付くと、精神的にかなり楽になりストレスから開放されます。
(ちなみに、人に迷惑をかけたり、傷つけるようなことに対しては、放ったらかしにせずきちんと叱ります。)
あと、変な話ですが、シングルファザーになり比較対象がいないことも精神的に楽になった要因です。身近に同じ境遇の人がいないので、自分で考え、道を切り開いていくしかないですからね。
こと家庭に関しては他と比較することって不幸の素だと思うんですよ。よそはよそ、うちはうちです。
普通の家庭は存在しません。大抵どんな家庭だってちょっといびつなものです。自分なりに工夫し、経験し、学びながら、自分らしい家庭を作っていくしかないです。
7月からは家庭中心から仕事中心の生活にシフトします。
僕の場合、仕事と家庭の両立はそもそも無理なので、目の前のこと今やれることに集中します。